仮想通貨 仮想通貨の税金計算と確定申告

クリプタクトの使い方③計算の結果エラー(未分類取引)が出る場合の対処法

2023年1月22日

前に紹介した記事で、取引データの取り込みが終わりました。
まだ見ていない方は先にそちらをチェックしてくださいね。

これにてクリプタクトでの作業は90%以上終わりましたが、
取引件数が多かったり、利用取引所が多い場合は
未分類取引としてエラーが出ることがあります。

エラーをすべて解消しないと正常に計算が終わらないため、
今回はクリプタクトでの自動計算の結果、
未分類取引が出てしまった場合の対処法を解説します。

前提

⚠️今回紹介する内容はクリプタクトでの操作方法であり、
税金の計算上、正しい処理であることを保証するものではありません。

最終的には税理士さん、または最寄りの税務署に
確認されることをおすすめします。

また、未分類取引解消の操作はクリプタクトの無料版では使えません。
料金プランについては以下の記事でまとめていますので、
適切な有料プランをご利用ください。

クリプタクトでの自動計算後の流れ

大まかな流れはこんな感じです。

  1. 自動計算後、未分類取引のエラーが出ていないかを確認する
  2. エラーがあれば個別に対処(解消)する

自動計算後、未分類取引のエラーが出ていないかを確認する

カソログ
下に掲載しているスクリーンショット(画像)は、
クリックで拡大表示できます。

クリプタクトで取引履歴の取り込みやAPI接続する方法は、
アップロードボタンから操作します。
(具体的な方法は、前回紹介した記事で解説しています)

クリプタクトの使い方

アップロード後にクリプタクトで自動計算が行われますが、
不明な取引などがあれば、赤色で「損益計算が中断されました」
というメッセージが表示されます。

クリプタクトの使い方

エラーがあれば個別に対処する

この表示があれば計算が終わらないので、
エラーを解消する必要があります。

「何かむずかしそうな作業だな🤔…」

と思う方も多いかもだけど、結論から言うと
クリプタクトが提示してくれるエラー原因の中から、
該当するものを選んで消し込みしていくだけ。

カソログ
エラーの数が多ければ面倒ですが、
1つ1つの作業はむずかしくないので安心してください😊

手順は、先のクリプタクトの取引一覧画面で
未分類取引解消ボタンをタップして、

クリプタクトの使い方

次のページで、ウィザードの開始ボタンをタップします。

クリプタクトの使い方

ここでエラー処理の前に確認が入ります。

クリプタクトの使い方

過去すべての取引履歴をアップロードしましたか?

過去すべての取引履歴をアップロードしましたか?

今までクリプタクトを使ってきたわたし個人の感想だけど、
エラーの原因の大半は履歴のアップロード漏れです。

「あれ?この取引所って使ったことあったかな?」
と、利用したかどうかさえ忘れてしまっていることもあるので、

アカウントを持っている取引所があれば、取引の記憶がなくても
すべての履歴をダウンロードしてクリプタクトに反映
しましょう。

また、どこで手にしたか分からないコインを売買した時も、
ほぼエラーが出てると思っていいです。

これは前回の記事でも書いたとおり、簡単でいいので
コインをもらった時点でメモを残しておきましょう、
(後でぜったい忘れます…😅)

正しくAPI連携はできていますか?

API対応の取引所を使っていれば、
取引履歴CSVのダウンロードやアップロードをしなくても、
自動でデータの取り込みと同期が可能です。

もし、接続していない取引所があれば、
こちらもかならず連携して同期しておきましょう。

*APIについても、前回の記事のAPI接続とは?をご確認ください。

取引日時の順番は正しいですか?

履歴データのアップロード時に
タイムゾーン」というところを触っていなければ、
ここはほぼ無視してOKです。

・・・

ということで、
問題なければ3つの確認項目すべてにチェックし、
画面右下のウィザード機能を利用ボタンをタップします。

クリプタクトの使い方

具体的なエラーの解消(消し込み)方法

ここからは、可能な範囲で具体的なエラーの内容と、
その対処法
を見ていくことにします。

①当該時刻において、計算上「コイン名」保有していないにも関わらず、「コイン名」の売却利益が発生しています

これは対象のコインの取得データと取引データ、
また出金(送金)したのならそのデータの
すべてのデータが揃っていないことが原因で発生するエラーです。

つまり、どこかの履歴データにアップロード漏れがあるいうこと。

クリプタクトの使い方

クリプタクト側でいくつか考えられる原因を提示してくれるので、
該当する取得方法をタップしましょう。

クリプタクトの使い方

最終確認してから新規取引として登録ボタンをタップ。

クリプタクトの使い方

これでエラーの消し込みが終わります。

続けて、他にもエラーが出ている場合は
同じ方法で消し込みをしていきます。

どうしてもエラーの原因が分からない!!…そんな時は最終手段

どうしてもエラーの原因が分からない!!…そんな時は最終手段

先のスクリーンショット(画像)にもあるとおり、
未分類取引のほとんどがハードフォーク、ICO、AirDrop、
キャンペーンボーナスのどれか
に当てはまると思います。

でも、どれに当てはまらない取引があればどうすればいいのか…?

本来は税理士に相談すべき案件だけど、ウィザード最後の行にある選択肢
いつ/どのようにコインを取得したのか分からない場合」を選びます。

クリプタクトの使い方

まさに最終手段ですねw

ただ、なるべくこういう対処はやらない方がいいので、
初心者さんであれば最初のうちは取引所を絞る(国内だけにする)、
且つ、積立や現物トレードだけやる
ことをおすすめします。

そうすることで、積立やトレード以外で未分類取引エラーが検出されても、
「何かのコインをもらったのだろう」とエラーの原因を絞り込めるし、
「どこからコインをもらったのか?」の出所も明確になりますね。

最後に

すべてのエラーが解消できたら、クリプタクトの取引履歴一覧に
未分類取引のメッセージが表示されないことを確認します。

クリプタクトの使い方

エラーがなければ、これにてクリプタクトの作業はおしまい😊

最終損益を確認しましょう。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

たか@カソログ

2016年から仮想通貨スタート。仮想通貨バブルの波にことごとく乗り損ね、ガッツリ資産を減らしました。そこから投資や資産運用、トレードを勉強し、現在はコインチェックで1年以上、仮想通貨を積立運用しています。トレードは仮想通貨の現物もやりますが、ドル円・GOLDのFX専門です。

-仮想通貨, 仮想通貨の税金計算と確定申告
-, , ,